平素は当社住設サービスをご愛顧いただきありがとうございます。
本記事を投稿するときにはすでにゴールデンウィークの後半目前になっていますが、皆さんの連休計画はいかがでしょうか?
短すぎず長すぎずな4連休になりますのでヒマな日もなく毎日充実した計画を立てている方も多いのかなと思っています。
さて、今年の連休は去年ほど暑くなく、なおかつ朝が肌寒いときもあるため冷暖房に困っている方も多いのではないでしょうか?
そんな中でぜひおすすめしたいのが「エアコンの自動運転機能」なのです!
今回はあまり使われることがない自動運転の仕組みや、実は電気代を抑えることができるトピックまで紹介したいと思います!
<もくじ>
- そもそも自動運転はどのように動くのか
- 自動運転が効果を発揮する時期とは
- 自動運転は電気代節約にもなる
- 自動運転でおすすめの設定温度は?
- 春先は灯油暖房とエアコンどちらがオトク?
- 自動運転以外にもおすすめのエアコン活用術
- まとめ
【PR】当社では国内主要メーカーのエアコンを取り扱っておりますが、最近のイチオシは「省エネエアコン」と呼ばれる少しハイグレードな機種です!
本体価格こそ高いですが、電気代が大幅に抑えられているため、テレビショップやDMで紹介される超格安な機種よりトータルコストが安くなる場合もあるスグレモノなエアコンです!
もちろん他にも幅広くニーズに合わせた機種を取り揃えておりますのでぜひお気軽にご相談願います!
そもそも自動運転はどのように動くのか
自動運転モードはその名の通り、設定温度に合わせて冷房・暖房を切替え、さらに風量まで調節してくれる機能です。
機種によっては冷暖房だけでなく除湿等も行うことができます。
リモコンボタンで「自動」や「おまかせ」などが自動運転に相当します。
ちなみに身近な例でいえば自動車で温度設定で動くエアコンと同じような働きを持っています。
自動運転が効果を発揮する時期とは
エアコンって基本暖房は暖房、冷房は冷房でしか動かさないため自動運転はあまり必要でなさそうに思われます。
しかし春の寒暖差が非常に大きいタイミングで、自動運転の効力が大きく発揮することができます!
実際にあった例でいうと、2025/4/22の山形市は「最低気温4.9℃ 最高気温24.9℃」と1日の気温差がなんと20℃もある日がありました。
断熱性が悪い住宅では、まさに「朝は暖房、昼は冷房」という方が多かったと思います。
こういう時こそいつ暖房と冷房を切り替えるべきか難しいため、自動運転の出番となります!
自動運転は電気代節約にもなる
ここまでは暖房・冷房運転にフォーカスを当てて紹介しました。
でも実はもう1つ大きなメリットとして、いまみんなが気になっている電気代節約にもなるのです!
以前のコラムでも紹介した通り、冷暖房で一番電気を消費するタイミングは「設定温度に到達するまでのフルパワー運転」であり、設定温度になればあと最低限の運転しかしないようになっています。
実際の例でいえば、三菱電機・霧ヶ峰の標準モデル:GVシリーズ(~10畳)の場合実測で以下のような消費電力となります。
フルパワー時 | 設定温度到達時 | |
暖房運転 | 850~1,200W | 300~400W (室温低下時のみON) |
冷房運転 | 850~1,200W | 7~165W |
さらに風量も自動モードにすることが非常に重要で、設定温度に行くまではなるだけ大きい風量で部屋の空気を循環することで短時間で設定温度に到達できます。
よく勘違いされることとして「弱風=省エネ」と思われがちですが、これは大きなまちがい!
フルパワー時に弱風の状態ではいつまでも部屋全体が循環されないため、むしろ電気を消費してしまう結果になります。
そのため自動運転含め普段のエアコン運転で風量は自動にしておくのが正解と言えるでしょう。
自動運転でおすすめの設定温度は?
暖房は20℃、冷房は28℃と言われていますが、自動運転では何℃が一番良いのでしょうか?
間違いない答えというのはないですが、春先に限れば暖房温度より少し高い当たりがちょうどよい温度になるでしょう。
例えば22~23℃設定にしておきカーテンを開けておくことで、朝肌寒い時に十分な暖房を得つつも、日差しや気温上昇で室温が下がりにくくなるため案外少ない運転量でキープすることが可能です。
ただし「暖房の22℃」と「冷房の22℃」は感じ方が全く異なるため、何日か試して最適な設定温度を探ってみることが大事です。
春先は灯油暖房とエアコンどちらがオトク?
地域によっては暖房メインなところもあるため、灯油暖房を引き続き使っているご家庭もあるでしょう。
でも実際のところ暖かくなってきたタイミングで灯油暖房とエアコン、どちらが光熱費がオトクなのでしょうか?
答えは、機種にもよりますが基本的にはエアコンのほうがお得になることが多いです。
灯油暖房は機種にもよりますが設定温度到達後も微量の灯油を使って温風を出し続けるためずっと灯油を使い続けています。
(春先に灯油暖房だと暑すぎるときがあるのは主にこれが原因です)
一方エアコンは温度到達後はON・OFFを繰り返すため余計なエネルギーを消費しないようになっています。
ただし以下のようなパターンでは灯油暖房のほうが勝る場合があるため、お手持ちの機種を確認しながら節約にトライしてみましょう!
・灯油暖房にエコセーブ(温度超過時に消火する機能)がついている
・外気温が7℃以下(エアコン暖房能力が落ち始めるため)
自動運転以外にもおすすめのエアコン活用術
今回は自動運転にフォーカスを当ててきましたが、番外編として自動運転以外にも使えるエアコン活用術を紹介します。
送風運転で扇風機や空気清浄代わりに
送風運転は冷暖房の機能をOFFにして単純に風を送るだけの運転スタイルです。
通常の扇風機とは違い広範囲に風を送ることができるため、まどを開けて送風運転することで簡単に外気循環が可能です。
また空気清浄機能が付いている機種であれば、送風運転は空気清浄機と同じです。
機能が付いている方はぜひ送風運転も活用してみましょう!
冷房後の弱風暖房で防カビ対策
これから先の夏に暖房なんてありえない!と思いますが防カビ対策に冷房後の暖房が有効です。
エアコンのニオイの原因となるカビ、その発生源は主に冷房で発生した結露と言われています。
しかも普段手が届かないエアコン内部に発生してしまうためお手入れするにも難しく、ひどくなるとエアコンクリーニングをお願いする必要があります。
そんなカビを発生させないためにも、暑くならない程度に弱風の暖房で結露をスピード乾燥すると予防することができます。
実はこのやり方、最近の機種であれば「内部洗浄(クリーン)」の機能で多く採用されていますが何年も前の機種であれば搭載されていない場合もあります。
そういった機種の場合、冷房後に数分~10分程度、弱風で暖房をかけておくことをおすすめします!
まとめ
今回はあまり使われることがないエアコンの自動運転について紹介いたしました。
寒暖差が激しい今だからこそ最適な運転をしてくれる自動運転はぜひおすすめです!
また自動運転でなくても風量設定を自動にしておくことでムダに電気を使わず光熱費の節約にもなるため、まずは風量自動に設定することから始めてみることもおすすめします!
最後に、本コラム掲載日での気象庁の長期予報では、夏場の気温は60~70%の確率で例年より高い予報が出ています。
つまり去年のようなすごく暑い夏が今年も予想されています!
エアコンの調子は大丈夫でしょうか?調子悪いのに無理やり使ってませんか?
もしくは「まだ動くから大丈夫」とか言いつつ20年以上前のエアコンを使っていませんか?
毎年のように言われていますがいざ壊れてから交換しようとするとすぐには対応できず、最近では壊れて使えず部屋で熱中症になったケースも非常に多く報告されています!
決してメーカーのセールスではありません。あなたの命に関わる非常に大事な家電になってる以上、ぜひ壊れる前にいまのうち交換しましょう!