【緊急特集】格安エアコンがなくなる?直面する「2027年問題」を解説

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2025.07.18

【緊急特集】格安エアコンがなくなる?直面する「2027年問題」を解説

平素は当社住設サービスをご愛顧いただきありがとうございます。

この記事を立ち上げた本日、営業所のある東北南部で梅雨明けの発表がありました。
1~2週早いらしいですが、ほとんど雨も降っていないのでスタッフはみなすでに夏が来ている感覚です。

さてみなさんは「エアコンの2027年問題」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?

よく聞く〇〇年問題が実はエアコンにもあり、このままでは近い将来エアコンのラインナップが大幅に変わる事態になっているのです!

そこで今回は緊急特集としてこの2027年問題を解説し、そのうえでどのような対策を打った方がいいか紹介したいと思います。

<もくじ>

1. 「エアコンの2027年問題」とは

エアコンには今大きく2つの課題があり、これらが今後の販売において非常に大きな影響を与えることが懸念されています。

(1)2027年省エネ基準への順守

すでにカタログには記載されていますが、「省エネ基準」を2027年目標値に達成するよう性能を引き上げる必要があります。
しかし現在どのような状況かというと、畳数によっても異なりますが「格安エアコン」のほとんどが2027年基準に満たしておらず、このままでは2027年に格安エアコンが姿を消す可能性があります。

(2)エアコンの「冷媒」と温暖化

室外機と室内機をつなぐパイプの中には「冷媒」と呼ばれる、部屋から奪った熱(もしくは冷気)を外の冷気(もしくは暖気)と入れ替える「運搬役」が入っています。
この冷媒、今現在使われているものは温暖化に非常に影響のある物質(フロン)を含んでおり、国際協定で徐々に使用を取りやめる取り組みが決められています。
そのため近い将来新しい冷媒を使う必要があり、その対策が急務となっています。

2. 2027年に具体的にどのようなことが起こりえるか

ここからは一般ユーザーが2027年問題によりどのような影響を受けるかを紹介します。

(1)格安エアコンがなくなる=エアコン価格が高くなる

先ほどの通りですが、新しい省エネ基準に満たす必要があるため格安エアコンが消える可能性があります。
そうなると本体価格が高いエアコンを選ばざるを得ず、初期投資が非常に増えてしまいます。
今でさえ10万近くするため、急な出費となれば痛手となるでしょう。

(2)冷媒取り扱いが減る=修理ができなくなる可能性

エアコンの故障の1つに「冷媒漏れ」という現象があります。
これは水漏れと同じく何らかの原因で冷媒がスキマから漏れてしまい冷暖気の運搬ができなくなる現象です。
もしこの手の故障に直面した場合、冷媒規制で取り扱いが減ると仕入れ自体が困難になり、最悪設置して2~3年程度のエアコンであろうと交換しなければいけない事態も考えられます。

3. エアコン交換はいました方がいい?待った方がいい?

では実際エアコンの購入はすぐしたほうがいいのか待った方がいいのか、どちらでしょう?
ユーザーの予算などにもよりますが以下のようにしたほうがよいでしょう。

(1)初期投資を抑えたいなら:物価高もあるため今すぐ購入するべき

初期投資を抑えたくて安くなるのを待っているのであれば、今すぐ購入すべきでしょう。
ただでさえ将来に不安があるのに、さらに現在進行形で物価高の影響もうけています。

ただし、格安エアコンには1つ注意点があります。
それは「買った後の電気代がそこそこかかる」ということです。

当社試算では、特に大型になるほど「省エネエアコン」のほうがトータルコストが格安エアコンと同等か安くなる傾向にあり、実は格安エアコンのほうが最終的に損をする可能性があります!

もちろん初期投資が出せないなら格安エアコンで構いませんが、「とにかく安いの!」と言ってる方は痛い目を見ることになりますので(2)の選択肢をおすすめします!

格安エアコンのおすすめ:三菱重工ビーバーエアコンTシリーズ
(10畳用 基本工事費込み 税込み価格:126,500円)

(2)購入で失敗したくないなら:省エネエアコンを購入

(1)の通り、格安エアコンはトータルコスト的にコスパが実は悪いので省エネエアコンを購入することが一つの正解と言えます。

省エネエアコンは2027年問題の1つ「省エネ性能」をクリアしているため電気代にも優しく、さらに省エネエアコンのほとんどは付加機能が多いところが大きいメリットとなります。

今ついているエアコン、除湿運転の時寒く感じることはないですか?

はたまた、暖房もできる割には暖房性能があまり良くないと感じませんか?

省エネエアコンはこれらを解決する「再熱除湿」や「寒冷地エアコンに近い暖房性能」を搭載していたりするため非常に優秀なのです!

省エネエアコンのおすすめ:三菱電機 霧ヶ峰JXVシリーズ
(14畳用 税込み本体価格:220,000円)

(3)交換後7年以下の場合:調子悪くなればそのままでOK

2027年から逆算すると、少なくとも2018年以降に一度交換している場合は使い続けても大丈夫でしょう。

ただし手入れをしてても5年程度でエアコン内部の汚れが結構たまってくるため、買った時より冷房の効きが少し悪く感じるようであれば業者によるエアコンクリーニングをお願いしましょう!

ちなみに市販でよくある「エアコンスプレー」は、実はスプレーの圧力が高いわけでないためエアコンの奥に汚れが残ることが多く余計カビの原因を助長させることにもなるためオススメできないのが実情です。

当社でもエアコンクリーニング事業を行っており、有資格者がしっかり洗浄するため安心確実ですのでぜひご用命を!

まとめ

今回は「エアコンの2027年問題」について特集いたしました。
まだメディアなどでそこまで広く特集されていない話のため、今これを知った方はラッキーかもしれません!

これから本格的な夏が到来し、もうすでに東北でもずっと35℃近い予報がずらりと並んでいます。
今からでも遅くはありませんのでエアコンの交換を検討している方ははやめのご用命をお願いします!

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