平素は当社住設サービスをご愛顧いただきありがとうございます。
毎日の生活の中で家電は欠かせない存在ですが、こんなことを思ったことはありませんでしょうか?
・毎日同じ操作をしているの、正直メンドウだから自動化したい!
・エアコンや暖房も設定温度に対して快適に思わないときが結構ある・・
・スマート家電は便利だけど設定が大変!
スマート家電の普及である程度は便利になったものの、想像通りの便利さにはまだ遠いのかもしれません。
しかし、最新の次世代住宅設備は、あなたが何もしなくても、自動的に最適な環境を作り出すことができるようになっています!
そこで本記事では、すぐそこまで来ている「自動制御の未来」と、それを実現する最新テクノロジーについてご紹介します。
エアコン、給湯器など高額な住宅設備の導入をお考えではありませんか?
価格の安さだけで選ぶと、5年後、10年後に後悔するかもしれません。「価格より質」を重視されるお客様には特に今回紹介する最新技術をおさえていただきたいのです。
✓ 初期投資は高くても、長期的な電気代削減で回収できる
✓ 毎日の快適性が、単なる「設備」の次元を超える
✓ 資産価値を高め、将来の売却時にも有利に働く
「安物買いの銭失い」ではなく、
「本当に価値ある投資」を選びませんか?
1. 「苦労キャンセル」時代の自動運転
帰宅すると、玄関の照明が自然に点灯し、リビングのエアコンが快適な温度に調整され、カーテンが夕日を遮るために自動で閉まる・・こうした「デバイスの存在を意識することなく、自動的に生活家電が動く」世界は、実はもう世の中に浸透してきています。
IoT技術の進化とAIの発展により、家電機器が人の行動パターンや環境条件を学習し、ユーザーが何もしなくても最適な動作を自動で実行する時代が到来しようとしています。
新しい価値観「苦労キャンセル」
日経トレンディが2026年のヒット予測として注目する「苦労キャンセル界隈」、皆さんはご存じでしょうか?
本来は「面倒なことや苦労するようなことを避ける思考」のことを意味しますが、逆を言えばAIや自動化ツールなどを活用し、目的を実現するための苦労をなくす(=キャンセルする)という考え方もできるワードです。
AIや自動化ツールが身近になった今では、「同じ成果をより楽に得る」ことが合理的な選択とされています。
かつては「楽をすることが悪」とみられていたものも、面倒な作業を省き、余った時間を本当に大切なことに使うという発想が大切です。
(食器洗いから食洗器へ、掃除機から掃除ロボへ、という発想がその代表例です)
住宅設備の自動制御は、まさにこの「苦労キャンセル」の最前線
リモコンを探す手間、スマホアプリを開く手間、設定温度を調整する手間・・多かれ少なかれすべての手間がいづれ「キャンセル」され、あなたの時間が本当に価値あることに使えるようになります。
タイパの究極形態:「操作時間ゼロ」
「タイパ(タイムパフォーマンス)」はもはやみなさんがご存じの当たり前なワードになりました。
自動制御技術は、苦労キャンセルかつタイパの究極形と言えるかもしれません。もはや操作する時間すらも必要がなければ操作時間もゼロ、これこそ最もスマートな「苦労キャンセル」の実現形態の1つとなるでしょう。
【このセクションのポイント】
次世代の住宅設備は、「操作」から「自動最適化」へとシフトしています。これは単なる便利さの追求ではなく、努力が"目的"ではなく"手段"になった現代の価値観を体現するものです。
2. スマート化を支える3つの技術
さてこれらの自動運転技術を専門的に見ていくと、実は実現するために3つの重要な技術が大きく関わっています。
よく見てみると現代のスマート家電のテクノロジーはほとんどこの3つのうちのどれかに当てはまることに気づくでしょう。
この3つの技術が連携することで、真の意味での「意識しない快適さ」が生まれます。
①アンビエント・インテリジェンス
環境(設備)に搭載された知能(AI等)が居住者の生活パターン、好みや習慣を学習し、状況に応じて最適な判断を下します。
例:エコキュートのおまかせエコ運転、蓄電池の充電パターン制御など
②アンビエント・コンピューティング
環境(設備)にコンピューティング能力が溶け込んでいる状態で、あらゆるものにコンピューティング能力が分散配置されることで、どこにいても、何をしていても、シームレスにテクノロジーの恩恵を受けられます。
例:スマートリモコンとその周辺機器など
③アンビエント・センシング
センサーが温度、湿度、照度、人の位置、動き、さらには心拍数や睡眠の質まで、様々な情報をリアルタイムで収集します。このデータが機器を動かすための判断材料となり、最適な環境制御を実現します。
例:エアコンの各種センサー(温湿度・赤外線・CO2濃度)など
3. エアコンの進化:高性能センサーがもたらす快適空間
先ほど紹介したアンビエント技術や苦労キャンセルのトレンドは、すでに私たちは身近な家電で実感できるようになっています。その代表例が、最新の上位機種エアコンです。
従来の、特に格安なシンプルエアコンは設定温度に達するまで運転し、達したら停止するという単純な動作でした。
「涼しく・暖かくなればそれでいい」と安さで選んだエアコンも、実際に使ってみると温度設定と現実に不満があったりしないでしょうか?
ところが最新の高性能センサー搭載エアコンは、まったく異なるアプローチで快適性を提供します。
高性能センサーの主な機能
①人感センサー
部屋にいる人の位置や人数を検知し、その場所に集中的に快適な空調を送ります。
②温度・湿度センサー
部屋の各所の温度ムラを検知し、不快な温度差を解消します。
③床温度センサー
足元の温度を測定し、体感温度を最適化します。
④日射センサー
窓から入る日差しの強さを感知し、予測的に温度調整を行います。
※メーカーや機種によって上記機能のうち一部がないことがございます
「設定を気にしない」という新しい快適さ
これらのセンサーとAIが連携することで、いづれは「〇〇度に設定する」という概念すら不要になるかもしれません。
例えばこのような流れで自動運転することができます。
- 居住者の体感温度をセンサーで計測
- 時間帯や天候に応じた最適温度を判断
- エネルギー効率も考慮した自動運転を実施
- 睡眠時間帯は静音モードへ自動切替
結果として、常に快適な空間が、何もしなくても実現できます。
4. 太陽光発電と蓄電池による「先回り」運転
自動制御技術は快適性だけでなく、省エネの面でも大きな進化を遂げています。その中核を担うものこそ、太陽光発電システムと蓄電池の組み合わせです。
「先回り」予測運転の仕組み
1. 天気予報データの活用
システムが翌日の天気予報を自動取得。晴天が予想される場合は、太陽光発電の発電量を予測し、蓄電池の充電計画を最適化します。
天候が悪い場合は、不足と予想される分だけ安い夜間電力で充電します。
そしてAIの学習が進むと急な天候変化にも柔軟に対応できるようにもなります。
2. 電力需要の学習
家庭の電力使用パターンをAIが学習。「平日の朝7~9時は使用量が多い」「週末の午後はエアコン稼働が増える」といった傾向を把握します。
電力の使用傾向を学習すると、それに合わせて蓄電池の充電容量を調節します。
3. もしもも踏まえた自動最適運転
予測データに基づき蓄電池へ最適な充放電を実施し、それだけでなくもしもの停電時に乗り切るための容量を確保しながら運転することも可能です。
※シャープ製蓄電池を例とした紹介です、他メーカーでは仕様が異なることがあります
太陽光+蓄電池の具体的メリット
- 電気代の大幅削減:発電電力+深夜電力のみの使用になり、条件によっては電気代0円のときも
- 停電時の安心:復旧までたまっている電気と発電で乗り切ることが可能
- 環境貢献:再生可能エネルギーの効率的活用でCO2削減
蓄電池単体でもこんなに便利
「太陽光発電がないと蓄電池は意味がない」と思われがちですが、実は蓄電池のみの設置でも多くのメリットがあります。
夜間電力の活用
電気料金が安い夜間に蓄電池へ充電し、料金が高い日中に使用することで、十分電気代を節約できます。オール電化住宅では特に効果的です。
電気自動車との連携
V2H(Vehicle to Home)システムと組み合わせることで、蓄電池と電気自動車間で相互に充放電が可能に。電気自動車を「走る蓄電池」として活用したり、停電時に車から家へ給電したりと、エネルギーマネジメントの幅が大きく広がります。
とはいえ太陽光発電連携タイプの蓄電池はそれなりの金額になるため、まずはキャンプや非常用などで人気の「ポータブル電源」から始めてみるのも良いでしょう。
まとめ:自動制御がもたらす新しい暮らし
今回は最新住宅設備と自動運転技術の密接な関係を紹介し、さらに来年のトレンドとして注目される「苦労キャンセル」にも貢献することを紹介しました。
家電と自動制御の未来は想像以上に身近なものになっています。
デバイスを意識せず、設定を気にせず、ただそこにいるだけで最適な環境が提供される・・まるで映画みたいな世界はすでに実現一歩手前まで来ています。
例えば高性能センサー搭載のエアコンが快適性を自動提供し、太陽光発電と蓄電池が経済性と環境性を両立するようなことは、最適な機器さえ選べばもうすでに実現することができます。
重要なのは、これらの技術が「操作する時間すらも必要ない」という、究極のタイムパフォーマンスを実現する点です。
楽をすることは悪ではなく正義であり、これからの常識にもなるでしょう!
エアコンに暖房、食洗器、給湯器など、次の買い替えの際はぜひ自動技術搭載の良い機種を選んでみませんか?
