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東北地方も本格的な梅雨のシーズンに入り、突然の雨で傘の出番も多くなってきたのではないかなと思います。
この突然の雨で怖いのが「落雷」。びっくりするような大きな音と光で、これだけでも嫌なものですが落ちる場所によっては家電にとって非常に危うい事態になってしまいます。
そこで今回は落雷から住設機器を守る方法をご紹介いたします。
(1)落雷で家電が一瞬で壊れることも!雷サージ対策は推奨の時代へ
雷はいつどこに落ちるかわかりません。それ故、家のすぐ近くに落ちる可能性もゼロとは言い切れません。
約15年前ですが編集者の自宅目の前にある電柱に雷が落ちたことがあります。その際、幸運ながら自宅は停電だけで済みましたが近所ではテレビや冷蔵庫が壊れたと聞いています。今ではテレビでもよく特集されますが、雷によって家電が壊れる可能性があるのです!
この雷による家電故障から守る方法として大きく2つあります。
①雷が近くなったらコンセントを抜く
根本的かつ確実な方法です・・が、真夏の暑いときにエアコンのコンセントを抜くわけにもいきませんし電化が進んでいる今の時代ではあまり現実的ではない方法です。
②「雷サージ対策」のある電源タップを導入する
最近では電気屋やホームセンターでも幅広くラインナップされている電源タップで、雷による故障の原因(過剰な逆電圧)を防ぐことができます。対策機能が働いているか定期的に確認するだけで良いため、これからの時代はこちらのほうが現実的で有効でしょう。普通の電源タップより多少割高ですが、家電が壊れた時の買い替え費用を考えるとはるかに有効です。
(2)電源タップは定期的な交換が必要です!
雷サージ対策の電源タップを導入することが現実的であると紹介いたしましたが、もう1つ気を付けることがあります。電源タップにも「推奨される交換時期」が定められており、3~5年で交換が必要となっております。
・・とは言うものの実際には被覆がむき出しになったり明らかに電気が通らなくなったりするまで使い続けてる方がほとんどかと思われます。
しかし古い電源タップを使い続けると劣化により熱を持つようになり、最悪発火の原因になってしまうケースもあります。
個数が多くなると値段はかかりますが大事な家電を長く使い続けるためにも定期的な買い替えを推奨します。
(3)コンセントだけでない!意外なルートから故障する家電も
雷対策ではコンセントの対策が主に紹介されておりますが、実はほかにも壊れる原因となるルートがあります。
その中でもよく言われるのはインターネット用の配線で使われるLANケーブルです。
今では無線通信(Wi-Fi)が一般的になりましたが、今でもパソコンやHEMSモニターなど一部の家電で必要となっています。
このLANケーブルを使った通信も電気を使っているため、雷の過剰電圧が通信線に乗ってしまうとLANケーブルを接続している機器を壊してしまう原因になってしまいます。
特にパソコンは高額なパーツが何個も搭載されたものもあるため、保険として導入する価値はあるかと思います。