【お役立ち情報】前シーズンポリ缶に残った灯油は劣化しているかも!

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2023.10.24

【お役立ち情報】前シーズンポリ缶に残った灯油は劣化しているかも!

平素は当社住設サービスをご愛顧いただきありがとうございます。

持ち運び可能な石油ファンヒーターやストーブを使用している家庭では灯油ポリタンク(ポリ缶)を活用していると思いますが、前シーズン終わりに残った灯油はどうしていますでしょうか?
特にポリタンクに残った灯油はそのまま倉庫に入れて保管している方も多いでしょう。

しかしポリタンクに入れっぱなしの灯油は春~秋にかけて劣化しているかもしれません!

そこで今回は劣化した灯油の見極め方とそのリスクや対策について紹介いたします。

①まずはポリタンクに残った灯油が劣化しているかチェック!
ポリタンクの口から目視で見てもよく分からないため、ホームセンターで「灯油用スポイト」というものを購入しましょう。
なおスポイトはシーズン終わりにヒーター内部の灯油を抜くときに使うため大事に保管しましょう!
スポイトを準備したら、不要なガラス容器(漬物ビンやグラスなど)に注いでみてみます。


一般社団法人 日本ガス石油機器工業会 Webサイトコラムより引用

②劣化した灯油を使うとどうなるのか
さてチェックした結果はいかがでしたでしょうか?
正常な灯油であれば問題ないですが、もし劣化した灯油を使うと以下の事象が発生します。

・運転時に火が付きにくくなる(点火不良のエラーが出ることも)
・燃焼時に目に染みるようなきついニオイがする
・燃焼不良で一酸化炭素中毒のリスクが発生する
・(ストーブでは)しんにタールが付着するようになり燃焼不良の原因になる

③もし灯油が劣化しているのを確認したらどうすればいい?
一般的にはガソリンスタンドや専用の業者にお願いする形になります。
ただし無料でない場合もあるため、一度窓口に相談してから処分をお願いすることがおすすめです。
(当社では条件によっては有料ですが廃棄灯油の回収も承っております)

④シーズン終わりに残った灯油はどう保管するといい?
理想はポリタンクに灯油を残さずシーズンを終えることですがそうはいかないのが現実です。
残ってしまった分は、日が当たらない屋内の冷暗所で、温度変化が少ない所で保管すると劣化しにくくなります。
灯油タンクに戻す方もいらっしゃいますが、保管する容器の材質より保管環境による影響が大きいため無理に戻そうとしてこぼすよりはそのまま保管がより安全です。

⑤灯油タンクの場合どんな対策が必要?
灯油タンクも設置場所によっては劣化や水の侵入がある可能性があります。
タンクには「水抜き口」があるため、そこから定期的に水抜きをすることで品質を維持することができます。
もしくは店頭で灯油タンク用の水抜き材も販売しているためそちらを利用すると簡単に水抜きができます(ただし一時的に燃費が落ちる可能性があります)。

さいごに
当社では10月下旬(2023年は10/23~)より灯油配達を受け付けております。
配達だけでなく灯油タンクの点検や灯油暖房機に関する相談なども可能ですのでぜひお気軽にご相談いただければと思います!

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