【お役立ち情報】LPガスと都市ガスの違いとは?実は同じではないんです!

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2024.01.30

【お役立ち情報】LPガスと都市ガスの違いとは?実は同じではないんです!

平素は当社住設サービスをご愛顧いただきありがとうございます。

皆様は現在、ガス契約で「LPガス(プロパンガス)」と「都市ガス」どちらを契約しておりますでしょうか?
住宅地や大都市では都市ガス、それ以外ではLPガスが多くを占めているかと予想しております。

一見どちらもガスコンロや給湯器が使えるので同じように思えますが、実は違うところがありそれぞれにメリット・デメリットが存在します。

そこで今回はLPガスと都市ガスの違いについて紹介していきます。

はじめに今回のポイントは以下の3つです。
・LPガスと都市ガスでは中身の成分までも違う
・災害時の復旧スピードに差がある
・ガス機器の相互乗り入れができない
(さいごに)両者のメリットデメリット

①LPガスと都市ガスの「中身」の違い
LPガスは「プロパン」という成分を主体に構成されている「液化石油ガス(LPG)」が中身の成分です。そのため「LPガス」とも呼ばれています。
LPガスの成分によるメリットは都市ガスより火力が出ることです。家庭用は都市ガスでも同じ火力が出るため違いは感じませんが、飲食店ではこの恩恵が受けられるため都市ガスよりLPガスをおすすめします

一方都市ガスは「メタン」が主体で構成される「液化天然ガス(LNG)」が主成分です。
都市ガスのメリットは環境により優しいことです。石油よりLPガスのほうがCO2放出量は少ないですが、都市ガスはもっと少ない排出量となります。また空気より軽いため万が一ガス漏れが発生しても外に逃がしやすい点もメリットになります。

②災害時の復旧スピードは?
LPガスは各ご家庭・施設にガスボンベを設置して供給します。そのため万が一供給管が壊れてもすぐ直すことができるため比較的早く復旧することができます。
一方都市ガスは地面に埋設された供給管を通って供給されるため、万が一破損してしまうと地面を掘り起こした復旧に加えて広域なガス供給ストップが必要になります。そのためLPガスよりは復旧に時間を要してしまいます

③ガス機器はLPガス・都市ガス用で違う
①で紹介した通り両者は全く違う成分のため、同じガス機器でも「LPガス用」「都市ガス用」と分かれており相互乗り換えは基本出来ない仕様になっています
そのため、LPガスから都市ガス(または逆)に変えようとするとそれに合わせてガス機器の交換も必要となります。
都市ガスはLPガスより幾分か使用料が安いですが、安いからと言って切り替えようとするとかえって費用がかかる可能性が高い点は注意が必要です。

さて、ここまでの内容をまとめるとLPガス・都市ガスには以下のような特徴があります。

【LPガスのメリット・デメリット】
〇 都市ガスより高火力なため飲食店にはオススメ
〇 石油よりCO2排出量が少ない
◎ 災害時の復旧が早い
× 都市ガスよりは高いが都市ガスへの乗り換えで機器交換も必要

【都市ガスのメリット・デメリット】
◎ LPガスよりもCO2排出量が少ない
〇 万が一のガス漏れ時LPガスより安全に外に逃がせる
〇 使用料金は安い
× 災害時の復旧に時間がかかる
× LPガスに乗り換えるには機器交換も必要

引っ越しや新居を建てる際にはどちらかを選べますが、その後になるとなかなか相互乗り入れが難しくなります。
そのため料金の見直しを行う際は同じLPガス、もしくは都市ガス同士で比べることが大切です。

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