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今シーズンは暖冬といわれており、実際雪もほとんど積もるようなことがないような日が圧倒的に多いですが寒いことには変わりないため暖房をフル活用していることでしょう。
とはいえすぐには温まらないので温まるまでつらい思いをしている方も多いかと思われます。
そこで今回は多くの家庭で使われているエアコン、石油ファンヒーターに関するちょっとしたコツについて紹介いたします。
(本記事の目次)
(1)エアコンと石油ファンヒーターは一緒に使うとより温まりやすい!
エアコンは寒冷地モデルでない限り暖房が弱いところがあるため、冬場は石油ファンヒーターなどほかの暖房機器を使っているご家庭は少なくありません。
しかしエアコンと石油ファンヒーターをハイブリッド運転させることでより温まりやすくなります!
もちろんダブル火力になるので単純に温まりやすい所もありますが、「暖房能力が非常に高いファンヒーター」と「温度をキープできるエアコン」がお互いの弱点を補う形になるため早く効率よく温めることができるのです。
(2)気になるランニングコストは?実は意外な結果も
暖まりやすさと同じぐらい気になるのがランニングコスト。2つも暖房を起動しているとさすがに高くなるのでは?と感じてしまいます。
暖房機器でおなじみのコロナで以前ハイブリッド運転によるランニングコストの実験を行ったところ、開始1時間まではハイブリッドのほうが若干コストが高かったものの2時間以降はエアコン単体と同程度のランニングコストになったという結果があります。
※引用元:株式会社コロナHP内 換気後の気になる寒さ対策には、エアコンと石油ファンヒーターの二刀流がオススメ!
意外なことに、「長時間稼働であるほどハイブリッド運転はランニングコストが気にならない」という結果に!
ちなみにランニングコストが気になる方は、部屋が暖まった後はエアコンのみにするか、エアコンを送風モード+天井吹き出しにしてファンヒーターの温風を循環させるのがおすすめ。特に時間帯別電灯を契約しているご家庭では深夜電力が安くなるため夜間はエアコンメインにすることでコストが抑えられます。
(3)ハイブリッド運転で気を付けてほしいこと
今回紹介しているハイブリッド運転には「置き位置」「換気」「気密性」の3つの注意点があります。
①ファンヒーターの「置き位置」
もちろん十分な効果を得るためにはファンヒーターの置き位置も重要になります。
ハイブリッドでなくても言えることですが、基本的には「冷気が入りやすい場所を背にして置く」のがおすすめです。具体的には窓際やドア近くなどに置くのがおすすめです。
ただしハイブリッド運転をする場合、エアコンの温風が直にファンヒーターに当たらないよう風向きの調整も必要です。そうでないと過熱保護によりファンヒーターが途中で停止してしまうことがあります。
②定期的な「換気」
こちらもファンヒーターを使う上で共通ですが1時間に1回は換気が必要です。これを怠ると一酸化炭素が発生する可能性があり非常に危険です!
とはいえ換気すると室温がまた下がってしまうと思われがちですが、ハイブリッド運転時は短時間で温度が復帰するためさほど気にならずに過ごすことができることが期待できます。
※引用元:株式会社コロナHP内 換気後の気になる寒さ対策には、エアコンと石油ファンヒーターの二刀流がオススメ!
③「高気密」な住宅では湿度に注意
以前も紹介いたしましたが、石油ファンヒーターは灯油を燃やした際に出る水分が加湿効果として貢献できます(※)。
しかし高気密住宅にとってはこれが逆効果になり、湿気が充満しやすく結露やカビの原因になってしまいます。
そのため高気密住宅で石油ファンヒーターを使用する際は除湿器が必須になります。
なお最近の高気密住宅はエアコンでも十分温まるような設計ですので、ハイブリッド運転でなくても十分温まることができます。
※灯油やガスなど「水素と炭素の化合物」は燃焼すると熱のほかに二酸化炭素、水蒸気が発生します
(4)今回のまとめ
今回はエアコンとファンヒーターのハイブリッド運転について紹介いたしました。
ハイブリッド運転するうえで大事なポイントは以下のようになります。
・ランニングコストが気になるなら2時間以上運転するか、温まったらエアコンのみにする
・ファンヒーターの置き位置は窓際などにし、換気も怠らない
・高気密住宅ではファンヒーターによる結露やカビに要注意
実は編集者もこんなメリットがあることを知らずにハイブリッド運転しており、理にかなった方法なのだなと改めて実感しています。
ただし注意点もいくつかありますので、これらに気を付けつつ快適な生活を送りましょう!