【お役立ち情報】2024年版・給湯器の選びかたガイド

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2024.03.19

【お役立ち情報】2024年版・給湯器の選びかたガイド

平素は当社住設サービスをご愛顧いただきありがとうございます。

お風呂やキッチンのお湯など毎日利用する給湯器ですが、設置してからだいぶ年数が経過し少し調子が悪くなっていたりしませんでしょうか?
実は最近の給湯器はいろんな機能がついており、壊れてから急いで交換するようでは折角の省エネ機能などが少ない機種を設置してしまうケースも!

そこで今回は去年公開した記事も交えながら、2024年のおすすめの選び方を紹介いたします。

<もくじ>

まずは給湯器の性能表示について確認しよう
光熱費高騰対策のポイントは「エコ〇〇〇」
給湯器おすすめ1・・補助金も狙える「エコキュート」
給湯器おすすめ2・・従来のガス・灯油式なら「エコジョーズ」「エコフィール」
給湯器おすすめ3・・ガスユーザーなら「ハイブリッド給湯器」もおすすめ
最近流行りの節水シャワーヘッドに注意点あり!
まとめ

【ポイント1:まずは給湯器の性能表示について確認しよう】
よくガス給湯器のテレビ・ラジオショッピングにて「16号は〇〇円、20号・24号も取り揃えています」と紹介されていますがこの16号などはどういう意味なのでしょうか?
ほかにも電気屋のチラシを見ても、一般人から見ればよく分からない単語が載っていたりものの良しあしがわかりづらいのが現状です。
そこでまずはこれらの用語の意味について改めておさらいしていきましょう。

まず冒頭の16号などというのは「お湯を一度に供給できる能力」に相当します。もちろん号数が低いほど価格は安くなりますがお湯を出せる能力も減ってしまいます。そのため使い方によっては「交換したのにお湯の出が悪いような・・」といった事態になる可能性も!
基本的に交換時はそれぞれの家庭に合ったものを提案しておりますが、値段を追いかけすぎて後悔しないように注意しましょう。

またエコキュートなどは「370L」などと記載されていますが、これは湯沸かしでお湯を貯めておける量です。
これも家族構成や、現在使用しているもので湯量が足りているかなどで判断することになります。


【ポイント2:光熱費高騰対策のポイントは「エコ〇〇〇」】

特にここ数年の間は光熱費の値上がりによって非常に大変になっていますので、省エネ性能は買い替えの1つの大きいポイントになります。
じつは給湯器の場合、省エネの良しあしを簡単に見分ける方法があります!

先ほど紹介した「エコキュート」や、「エコジョーズ」「エコフィール」など「エコ〇〇〇」とついたグレードの製品が省エネモデルとなります!

何が省エネかというと、ガス・灯油の場合は日で焚いた時の排熱を再利用し2段加熱することで熱効率を引き上げています。
電気の場合は「ヒートポンプ」という、エアコンにも使われている仕組みを利用して少ないエネルギーで沸き上げています。

省エネでないモデルよりは多少商品価格は上がりますが、値段以上の省エネ・節約が見込めるのでぜひ省エネモデルを選びましょう!


【ポイント3:給湯器おすすめ1・・補助金も狙える「エコキュート」】


エコキュートは「電気温水器の省エネモデル」となります。特にオール電化の住宅はこれ一択になります。
省エネ性能はもちろん良いのですが、「住宅省エネキャンペーン」による補助の対象にもなります!

<補助額(給湯省エネ2024事業・エコキュート)>

成約・設置工事まで実施 8万円
すでに太陽光発電を導入しており、本商品設置後設定にて日中発電電力を沸き上げに使える場合(例えばHEMS連携など) 10万円
既存の電気温水器を撤去し、対象製品を設置する場合 +5万円

特に2つ目の太陽光発電については「HEMS」という、発電電気と家庭の電気使用を管理する機器が必要となります。太陽光は付けてるけどHEMSはないといった住宅でも購入先に相談すればカンタンに設置できます。
※シャープ製、ソーラーフロンティア製であれば当社でもHEMS設置承ることが可能です!

なお、ここ近年の電気代改定で深夜帯の電気料金が上がってきており「安い電気代の時間帯に沸き上げて節約する」というメリットが徐々に薄くなってきています。そのためこれから新築・リフォームでオール電化にする住宅ではぜひ太陽光発電を設置し、沸き上げるための電力を発電で賄うことで大きなメリットを得ることができます。

<エコキュートがオススメできる条件の例>

・オール電化住宅

・太陽光発電を既に導入している住宅

・昔の「時間帯別電灯」を未だに使用しており、最新プランより深夜料金が安い住宅


【ポイント4:給湯器おすすめ2・・従来のガス・灯油式なら「エコジョーズ」「エコフィール」】


こちらでも「エコ〇〇〇」のシリーズの登場です!
ガス式の「エコジョーズ」、灯油式の「エコフィール」どちらもガス代・灯油代を減らすことができるため非常に実感の出やすい給湯器になります。

両者も使う時に即座にお湯にするため、エコキュートで不安になる「お湯切れ」のリスクは0です!

エコジョーズの場合、そもそもガス式としての製品の歴史が長いため細かいニーズに合ったピッタリの商品を選ぶことができます。

暖房機をFFストーブや温水暖房などの「灯油式暖房」をお使いであれば、同じ灯油式のエコフィールにすることで燃料源の統一化を図ることができます。

<エコジョーズをお勧めできる案件>

・LPガス・都市ガスを使用している

・機能性にこだわりたい

<エコフィールをお勧めできる案件>

・冬は灯油暖房(FF式ストーブ、温水暖房など)をメインに利用している


【ポイント5:給湯器おすすめ3・・ガスユーザーならなら「ハイブリッド給湯器」もおすすめ】


ハイブリッド給湯器はガスと電気のハイブリッドで給湯できるシステムです。
代表的な機種としてはリンナイの「エコワン」をお勧めしています。

特にガス給湯器をお使いの場合、電気と組み合わせて効率よくお湯を沸かすことができるため省エネに貢献できます。
またタンクのお湯がなくなってもエコキュートより断然お湯を作るスピードが速いためお湯切れの心配も不要になります。

さらにエネルギー源が2つあるため、ガス切れや自然災害などでどちらかの供給がストップしてももう片方で動かすことができるためもしもの時の対策としても非常に有利なタイプとなります。

なおハイブリッド給湯器も2024年度の「住宅省エネキャンペーン」による補助の対象となり、以下のように最大15万円の補助を受けることが可能です。

<補助額(給湯省エネ2024事業・ハイブリッド給湯器)>

成約・設置工事まで実施 10万円
すでに太陽光発電を導入しており、本商品設置後設定にて日中発電電力を沸き上げに使える場合(例えばHEMS連携など) +3万円 (※A)
一般社団法人日本ガス石油機器工業会の規格(JGKAS A705)に基づく年間給湯効率が116.2%以上のものであること +3万円 (※B)
上記A・B両方の条件を満たしている場合 +5万円 (上記加算重複なし)

<ハイブリッド給湯器をお勧めできる条件の例>

・LPガス・都市ガスを使用していて光熱費節約を検討している

・お湯切れや災害のリスクが心配である

・補助金を活用して最新機種を安く設置したい


【ポイント6:最近流行りの節水シャワーヘッドに注意点あり!】

給湯機に関連した話題として、以前にも記事にて紹介いたしましたが「節水シャワーヘッド」には給湯器との相性があるので注意が必要です。

エコキュート、ハイブリッド給湯器のようなタンクに貯める「貯湯式」は影響を受けづらいため特に支障は出ません。
一方、都度瞬間的にお湯にするガス・灯油タイプのものは注意が必要で、火が点火するか否かの判断に「水量」を基準にしていることがあります。
節水ヘッドはその水量を減らす代わりにヘッドから出るお湯の圧力をあげている仕組みのため、給湯器が勘違いしお湯を出さないことがあります。
そのため切り替える際は現行のシャワーヘッドは絶対捨てず、まずしっかりお湯が出ることを確認しましょう!


【まとめ】

ここまでの紹介を基に、今一度おすすめのパターンをおさらいすると以下のようになります。

・オール電化住宅、もしくは太陽光発電を設置している・・・エコキュート(電気式)

・冬場灯油の暖房をメインに使用している・・・エコフィール(灯油式)

・ガスを使用していて機能にこだわりたい・・・エコジョーズ(ガス式)

・ガスユーザーで節約&防災対策にこだわりたい・・・ハイブリッド給湯器(電気+ガス)

最後に、給湯器の使用期限は原則10年となっています。
「買い替えるとお金がかかる」と思っていつまでも変えないままでいると、使いたいときに限って壊れることがほとんどです!
さらに一酸化炭素中毒や電源ショートなど重大事故の原因にもなりかねないため、古いままずっと使い続けるのはとてもリスクがあります!

「そういわれてもお金に背に腹は・・」と思う方もいらっしゃいますが、結局いつ費用が発生するかという「時間」の違いなだけで、生活必需品な以上費用は必ず生じます。
また壊れてから急ぎで交換しようとすると、省エネモデルがすぐ準備できず通常の給湯器を設置せざるを得なくなり、節約の恩恵が受けられないパターンに陥ることも!

最近の機種は省エネに優れており、買い替えが早いほど節約の恩恵をより大きく受けることができます。
そのため壊れるまで使い続けるのではなく、壊れる前に点検・買い替えを必ず実施いたしましょう!

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