平素は当社住設サービスをご愛顧いただきありがとうございます。
突然ですが大型家電を含めて電化製品はどこで購入しておりますでしょうか?
当社でのご注文であれば大変うれしいのですが、それ以外にもいわゆる電気屋と呼ばれる「量販店」や、アマゾンなどの「通販」など多種多様に購入先があります。
それらを調べてみると、同じような商品でも「量販店モデル」「住宅設備モデル」という2つの種類があることに気付いている方も少なくないと思います。
そこで今回は皆様にもよくわかるエアコンを例にとり、この2つのモデルの違いやメリットなどを紹介していきます!
<もくじ>
1.2つのモデルのカタログを見比べてみると・・
まず量販店・住宅設備用それぞれの一番大きな違いは以下の通りです。(実は字のままですが)
・量販店モデル:基本的に家電量販店(電気屋)で取り扱っているシリーズ
・住宅設備モデル:当社のような、工事も実施する販売店などに向けたシリーズ
ではそのうえで例えば三菱エアコン・霧ヶ峰のカタログ一覧を見てみましょう。(別画面で開きます)
https://www.mitsubishielectric.co.jp/ldg/wink/ssl/searchWebCatalog.do?cid=4
すると見た目がほぼ同じカタログでも「家庭用」「住宅設備用」と2つ存在し、ページ数も全然違うことがわかります。
さらにハウジングエアコン(事務所でよく見る「天井や壁に埋め込むようなエアコン」の家庭版)の掲載方法もそれぞれ異なることもわかります。
ではカタログの面では何が違うかというと、冊子後半の工事に関する紹介です。
量販店モデルはあくまで商品自体の特徴を説明すればいいのですが、住宅設備モデルは実際に工事もする販売店の従業員も見るため工事に関する特徴や説明も盛り込んであります。
量販店ではエンドユーザーが主のため商品のことが分かればいいので工事に関することについてはあまり説明がないということなのです。(実際には工事説明書の通りに工事が行われます)
2. 2つのモデルの具体的な違い
まずはカタログの面から両者の違いを説明いたしましたが、ここからは実際の商品についての違いを紹介いたします。
①型番の違い
同じような性能のものでも両者で型番が異なっています。
例えば霧ヶ峰のエントリーモデルでは、量販店では「GE」に対し住宅設備では「GV」となっています。
量販店モデル:MSZ-GEシリーズ
住宅設備モデル:MSZ-GVシリーズ(冷暖房能力はGEと同じ)
②性能・機能の違い
シリーズによっては型番だけでなく性能も少し異なるものも存在します。
①とおなじ霧ヶ峰エントリーモデルで比較すると、量販店のGEモデルのみフロアセンサーが搭載されています。
なお量販店と住宅設備とで型番名が違うだけで機能が同じものも少なからずあるため、必ずではない点もポイントです。
量販店モデル:MSZ-GEシリーズ
住宅設備モデル:MSZ-GVシリーズ(よく見ると本体ロゴ下のくぼみが無い)
③価格帯の違い
全ての商品において言えるわけではありませんが、価格でいえば量販店モデルのほうが安い傾向です。
一般的な定義として住宅設備モデルはいわば「正規品」の立ち位置であり、そこから「量販店向けに価格を抑えるために住宅設備モデルからパーツ等を安くしたもの」が量販店モデルと言われています。
そのため、価格だけで見れば量販店モデルのほうがお買い得のように見えますが、壊れるリスクが増えるため最終的に壊れるまでのコスパを考えると住宅設備モデルのほうが良いかもしれません。
3.ではどちらのほうがよりオススメなのか
当社では住宅設備モデルを取り扱っておりますが、こちらのほうが長い目で見た時に良いと言えます。
上記の通り、安いパーツに換装しているような量販店モデルであると壊れるリスクは幾分か高くなってしまいます。
いまやエアコンが壊れて使えなくなることは身体にとって大きなリスクにもなるため、そういった意味でも住宅設備モデル、つまり正規品のほうが良いと言えるでしょう。
また買った後の工事や、もしもの時のアフターサポートも考えても住宅設備モデルのほうをおすすめします。
基本的に住宅設備モデルを扱う当社のような販売店では、販売店がそのまま工事も行うため「顔が見える」といった安心感があります。
また量販店だとメーカーサポートへたらい回しにされがちなアフターサポートも、販売店なら窓口を行ってもらえるため確実なサポートを受けることが可能です。
これらのことからも住宅設備モデルのほうを当社はおすすめいたします!
4.まとめ
今回は「住宅設備モデル」について解説いたしました。
電気屋で販売されているものとは別物だということ、住宅設備モデルが俗にいう正規品だということなど、初めて知った方も実は多いのではないでしょうか?
全ての商品において言えるわけではありませんが、性能や耐久性のリスクを少しでも回避するのであれば当社のような住宅設備モデルを導入したほうが良いと言えるでしょう。
(価格が安いということには必ず理由があります)