【お役立ち情報】エアコンと除湿器は併用OK?上手な除湿機能の使い方

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2024.07.10

【お役立ち情報】エアコンと除湿器は併用OK?上手な除湿機能の使い方

記事更新日:2025/9/3

梅雨の湿気に悩むイメージ

「除湿運転にしたら、なんだか肌寒い…」
「部屋は涼しいはずなのに、ジメジメして不快…」

そんな経験はありませんか?
実は、一般的なエアコンの「除湿(ドライ)運転」の多くは、弱い冷房をかけ続けているだけで、積極的に湿度をコントロールしているわけではありません。

これでは室温が下がりすぎて寒く感じたり、梅雨時のような気温が低い日には効果的な除湿ができなかったりします。
今回は、そんなお悩みを解決し、お部屋を本当に快適な状態にするための具体的な方法をご紹介します!

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【基礎知識】エアコンの除湿方式は大きく2つ

①弱冷房方式(一般的な除湿運転)

「エアコンの除湿を使うと寒く感じる」と思った方はこちらの方式が採用されています。
原理としては空気を冷やすことで結露が発生することを利用しており、弱い冷房でエアコン内部の金属部分(フィン)に結露を発生させ外に逃がすことで除湿を行っています。

ところでなぜ「寒く感じる」かというと、目標の湿度になるまで事実上冷房運転を続ける形になるためどんどん室温が下がり寒くなってしまうからなのです!

弱冷房方式の特徴:
✓ 消費電力が少ない(コンプレッサーの回転が低く保たれる)
✗ 室温が下がりすぎて肌寒く感じる
✗ 梅雨時など低温高湿状態では十分な除湿ができない

②再熱除湿方式(上位機種に搭載)

ここ最近、特に上位機種には必ずこの方式が採用されています。
除湿自体の仕組みは①の弱冷房方式と同じですが、除湿後の空気を放出する際にヒーターで空気を暖めることが大きな違いです。

これにより除湿を行いつつも室温が下がりにくくし、従来の除湿機能のデメリットを解消しています。
最近の機種では、室内機に入る冷媒配管を従来の1本から2本に増やし、一方には除湿するための冷たい冷媒ガスを送り、他方には冷やし過ぎた空気を暖める暖かい冷媒ガスを送ることで、湿度と温度を同時にコントロールしています。

再熱除湿方式の特徴:
✓ 室温を下げずに除湿できる
✓ 低温高湿状態でも効果的
✗ ヒーターを使うため電気代が高くなる(冷房運転より多い電力を消費)

【解決策】今すぐできる!「冷房+除湿機+サーキュレーター」で快適空間を作る

除湿運転のデメリットを解消するためにぜひ試していただきたいのが、
エアコンの「冷房」と「除湿機」、そして「サーキュレーター」を併用する方法です。

  • ▶ エアコンの冷房:室温の上昇を抑えます。
  • ▶ 除湿機:パワフルに湿気を取り除きます。(運転時に少し暖かい風が出ます)
  • ▶ サーキュレーター:部屋中の空気をかき混ぜることで、温度と湿度のムラをなくします。

この3つを組み合わせることで、除湿機が放出する熱をエアコンが効率よく冷やし、まるで上位機種の「再熱除湿」のような快適な環境を擬似的に作り出すことができます。

エアコンと除湿器を併用するとよいタイミング

1. 弱冷房方式しか使えないエアコンを設置している場合

除湿器のデメリットの1つに排出される空気が温かく室温を上げてしまう原因になっています。
そのためエアコンの冷房と併用することで、再熱除湿方式と同じ環境を作ることができます。

2. 雨の日に洗濯物を部屋干ししている場合

自室で洗濯物を部屋干ししようとするとなかなか湿度が下がらずカビやニオイの原因になってしまいます。
エアコンの除湿機能は除湿器よりは劣るため、部屋干しの時は除湿器を併用して除湿能力をアップさせましょう。

なお、人が快適に過ごせる湿度は40%~60%が理想とされています。
40%以下ではウイルスの生存率が上昇し、70%を超えるとカビや結露が発生する恐れがあります。
最近は安価で温湿度計が購入できますので、部屋にない方は一度チェックしてみましょう!

【コラム】除湿器はどういう機種を選ぶとよい?

除湿器を使うことで快適になることを紹介しましたが、量販店にはたくさんの種類の除湿器が販売されています。
そこでコラムとして除湿器を機能別に紹介していきます。

①コンプレッサー式(おすすめ)

電気代が最も安く、エアコンとの併用に最適な方式です。
コンプレッサーを使って空気を冷やし、冷えた空気から水分を取り除く仕組みになっています。

コンプレッサー式の特徴:
1時間あたりの電気代:約3.9円~12.4円
✓ 高温多湿環境(夏・梅雨)で優れた除湿能力
✓ 幅広いシーズンで使用可能
✗ 本体が大きく重い
✗ 10℃以下の低温環境では性能が落ちる

②デシカント式(ゼオライト式)

ゼオライトという乾燥材を使い、空気中の水分を吸着させて湿気を除去する方式です。
吸着した水分をヒーターで一度温めてから冷やして水滴に変える仕組みです。

デシカント式の特徴:
1時間あたりの電気代:約9.1円~15.8円
✓ コンパクトで軽量
✓ 低温環境でも高い除湿効果
✓ 冬の室内干しに適している
✗ ヒーター使用のため電気代が高い(コンプレッサー式の約3倍)
✗ 運転時に暖かい風が出るため室温が上昇

③ハイブリッド式(両方式搭載)

コンプレッサー式とデシカント式の両方の機構を兼ね備えた方式です。
通常時はコンプレッサー、低温時はデシカントと自動切替を行ってくれるため、1年を通して使用することができます。

ハイブリッド式の特徴:
1時間あたりの電気代:約10円~20.5円
✓ 年中使用可能(オールシーズン対応)
✓ 広い空間に対応可能
✓ 湿度・温度に応じて自動切替
✗ 本体サイズが大きい
✗ 価格が高い
✗ 低温環境下ではデシカント式並みの電気代になる

電気代が安い順に並べるとコンプレッサー式 < デシカント式 ≦ ハイブリッド式
※使用環境や機種により変動します

【新しい提案】快適さと省エネを両立するなら、シャープの「氷結ドライ」搭載エアコン

「でも、複数の機器の操作は面倒…」
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そのお悩み、シャープ独自の「氷結ドライ」がすべて解決します。
これは、従来の除湿方式のデメリットを克服した、まさに"次世代の除湿"です。

再熱除湿より経済的!「氷結ドライ」の仕組み

従来の再熱除湿はヒーターを使うため電気代が高くなりがちだったのに対し、「氷結ドライ」は熱交換器を氷点下まで冷やしてパワフルに除湿。その際に発生する廃熱を再利用して空気を温めるため、室温をキープしながらも消費電力を大幅に抑えることに成功しました。

  • 肌寒さゼロ:室温を下げずに、不快な湿気だけを取り除きます。
  • 優れた省エネ性:ヒーターを使わない独自技術で、電気代を気にせず使えます。
  • 手間いらずで快適:ボタン一つで、温度も湿度も常にベストな状態を自動でキープします。

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【まとめ】電気代を抑えた除湿の優先順位

「冷房 > 弱冷房除湿 > 再熱除湿」の優先順位で使いましょう

除湿も基本的には冷房であるため「寒い」と感じることがお分かりいただけたかと思います。
そのため、まずは冷房運転で室温を快適にすることを優先し、梅雨の時期は28℃設定時に湿度が70%を超えるような場合に除湿運転に切り替えてみると効果的です。

また近年は梅雨の時期でも30℃を超えるような日も普通になってきています。
高温多湿の状況下では熱中症のリスクがより増えてしまいますので、蒸し暑いと感じたら室温がそこまででなくても冷房に頼った方がカラダにやさしいと言えるでしょう。

梅雨のシーズンはほんの1~2か月程度ですが、部屋をカビや結露から守るためにもぜひ除湿機能を上手に使いましょう!

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