【お役立ち情報】灯油暖房はワンサイズ上でも灯油代はあまり変わらない?

NEWS

お知らせ

2024.09.30

【お役立ち情報】灯油暖房はワンサイズ上でも灯油代はあまり変わらない?

平素は当社住設サービスをご愛顧いただきありがとうございます。

つい先日、今年の冬における長期予報が発表されました。
それによると何年か前まで発生していたラニーニャ現象が再び発生し、その影響で今年の冬は冬らしい降雪量と寒さが見込まれるとのことでした。
これには特にスキーヤーなど雪が待ち遠しい方にとってはとても朗報でしょう。

とはいえその一方、暖冬続きであったため今年はちゃんと冬の準備をしないといけないということも言えるでしょう。

さて、冬対策と言えば暖房ですがそろそろ買い替えや追加購入を検討している方もすくなくありません。
そこで今回は暖房の定番・灯油暖房のあれこれについて紹介していきます!

<もくじ>

【PR】ところでご自宅に灯油は残っていますでしょうか?当社では長年地域密着型の灯油宅配サービス「コンコン車」を山形・仙台にて展開しております!
ホームタンクはもちろんのこと、ポリ缶単位での宅配注文や定期配送も受け付けております。アパートやマンションでも部屋までお持ちいたしますので誰でも気軽に安心して注文することができます!
今シーズンの定期配送が10月中旬からですが、それ以外の期間でも注文を承りますのでぜひお願いいたします!
(注文受付サイトは以下の画像より)

【ポイント①】まずは灯油暖房の種類を知ろう

一言に灯油を使った暖房と言っても、大きく分けると以下のようなカテゴリに分けることができます。

(1)輻射熱方式

俗にいう「ストーブ」や、電気式でいう「ハロゲンヒーター」がこの分類に属します。
灯油燃焼で発生する熱を遠赤外線として放出し、遠赤外線特有の「直接温める効果」により温まることができます。風が発生しない方式のためカラダにも優しいところが大きなメリットの一つです。

(2)ファンヒーター方式

灯油燃焼の熱で温風を発生させ、温風を循環することで温める方式です。小部屋などに多く採用されている、持ち運べるタイプのファンヒーター(解放タイプ)が最も有名でしょう。

(3)温水暖房方式

屋外のボイラーで灯油を燃やし温水を発生させ、その温水の熱を使って温風を発生させる方式です。暖房機からボイラーまでの間に流れるのは温水のため安全性に特化していることが一番の特徴です。

「FF式暖房」とはなに?

(1)(2)の暖房機の中には、壁際に設置されて屋外へのびる煙突があるタイプが多く存在します。このタイプの暖房機はFF式暖房と呼ばれ、灯油燃焼による汚れた空気が屋内で発生しないため「室内の空気を汚さず結露も少ない」という大きなメリットがあります。
なおFF式というのは、この屋外へのびる煙突の形状と燃焼用の空気の流れを分類するための種類の1つで、他の種類としては主にお風呂のボイラーなどでいくつか存在しています。
※図中の換気不要とは灯油燃焼に対する意味合いであり、感染症対策等で定期的な室内換気は必要となります

【ポイント②】実はサイズによって灯油代はそこまで変わらない?

灯油暖房にもエアコンのように、部屋の大きさに合わせていくつかラインナップが存在ます。
基本的には部屋のサイズに合わせて購入しても問題ありませんが、実はサイズによってそこまで灯油代が変わらないことをご存じでしょうか?

実は暖房運転の強弱もエアコンと同じで、設定温度までフル火力で温めた後は最低限の灯油で温度をキープします。
また同じ部屋の大きさで火力が強い(=灯油消費が多い)場合はやく温まることができます。
さてそれを踏まえたうえで、例としてコロナの定番輻射熱方式ヒーターの灯油消費量を紹介します。

商品シリーズ 主な適用畳数(木造) 灯油消費量(L/h)
アグレシオ(FF-AG) 18畳 0.757~0.22
フィルネオ(FF-IR) 18畳 0.757~0.22
スペースネオ(FF-SG) 11~15畳 0.475(0.633)~0.22

実は同じ燃焼方式の間で温度キープ時の灯油消費量はサイズに関係なく同じであることが分かります!
もちろん他のシリーズでも同じように温度キープ時の灯油消費はシリーズ間で変わらない傾向にあります。

そのため、今使っている暖房機では付けた後なかなか温まらない場合ワンサイズアップもおすすめです!

なお冷気が入ってきやすいなど気密性の悪い部屋では逆に燃費が悪くなることもあるため、設置したい部屋の環境も確認したうえで検討してみましょう。

【ポイント③】灯油暖房の買い替え時期はいつ?

はじめにメーカーでは標準使用年数を6~7年で定めております。そのためこの年数に達した時に一度点検を受けることをおすすめします。
また以下のような症状があるときは早めの買い替えを推奨しています。

(1)運転中に何らかのエラーが発生して止まることが多い

最近多い事例として、石油ファンヒーターを設置している部屋で「特定の行動」をしていることが多く取り上げられています。
それは化粧品や洗濯柔軟剤などに含まれる「シリコン樹脂(シリコーン)」を吸ったことによる故障です。

室内で部屋干しや化粧品の使用によりシリコン樹脂が発生し、ファンヒーターが吸ってしまうと大事な部品に付着し正しく動作できなくなってしまいます。

これにより突然エラー停止し、不完全燃焼により一酸化炭素や二酸化炭素が多く発生します。

重大事故の原因となりますので、エラー停止が多く発生する暖房機は早めに交換しましょう。

(2)いつもと違うにおいがする、中の火が安定しない

いつもより灯油のにおいが強い、焦げ臭いにおいがするなど感じた場合は経年劣化が考えられます。
先ずは灯油に水や不純物が混ざっていないか確認し、灯油劣化が見られれば灯油の入替を行いましょう。
それでもダメであれば機器交換を早めに検討しましょう。

また経年劣化により中の火が安定しなくなるケースがあります。
この場合室温が安定するだけでなく、最悪異常過熱で火事の原因にもなりかねないため交換を検討しましょう。

まとめ

今回は灯油暖房の種類の紹介から、サイズによる違いについても紹介いたしました。
エアコンではよくワンサイズアップがいいという話を聞きますが、灯油暖房でも同じことが言えることは最近になってメーカーでも紹介し始めたぐらいのため知らない方も多いと思います。

「冬らしい冬が来る」ということは暖房機器の品薄も十分考えられるため、ぜひ今のうちから調子の悪い機器の交換や追加購入を検討してみてはいかがでしょうか!

テーマ: