【お役立ち情報】安全だけじゃない?温水暖房の隠れたメリットを紹介

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2024.10.28

【お役立ち情報】安全だけじゃない?温水暖房の隠れたメリットを紹介

平素は当社住設サービスをご愛顧いただきありがとうございます。

本格的な秋に入り気温もだいぶ落ち着いてきたため、最近はドライブやお出かけにもいい時期になりました!
紅葉のいいタイミングはまだ先という感じですが雪が降り始める前に少し遠くへお出かけっていうのもいいかもしれません。

さて皆さんは「温水ルームヒーター(温水暖房)」はご存じでしょうか?
当社でも売れ筋商品のため、いま使っているよ!っていう方も少なくないかもしれません。

温水暖房の一番のメリットは「安全」なのですが、販売員などにもヒアリングしたところ隠れたメリットがあることが判明!

そこで今回は温水暖房について、隠れたメリットから注意点も含め深堀していきたいと思います!

なお当社でも温水暖房は多くの販売実績がありオススメの1台です!
もしこの記事を読んで気になった方は専門スタッフが詳しくご紹介いたしますのでぜひお問い合わせください!

<もくじ>

【ポイント①】まずは温水暖房について知ろう

まずは温水暖房について改めて仕組みをご紹介します。

温水暖房はその名の通り、ボイラーで水を温め、温水を室内機と循環し、お湯の熱で温風を出すシステムとなります。
以下はコロナの代表的な温水暖房:暖DAYBOYの紹介動画です。

何よりもポイントなのは、室内に送られる熱源は「(専用の)水」なのでやけどや火災のリスクが少ないことです。

また、よくある持ち運びできるファンヒーターと違い灯油は室外で燃やすため暖房運転により湿度があがることはなく、結露しにくい点も大きなポイントとなっています。

【ポイント②】温水暖房の隠れたメリットとは

ポイント①の通り温水を使うため安全性に特化した暖房機ですが、実は安全性のほかにもあまり知られていないメリットがいくつか存在します。

「FF式暖房機」が設置できない部屋でも設置できるかも

灯油を燃やす吸排気を外に逃がし、熱だけを室内に取り込む「FF式暖房機」は特に寒冷地の暖房において定番です。
灯油タンク直結のため「本体タンクを外してポリタンクへ給油するあの手間」がなく、比較的大きな火力が出せるため2月ごろの極寒でもすぐ温まることができる頼もしい1台です。

しかしFF式暖房を導入するには「吸排気を外に逃がす」ために壁に穴をあける必要があります。

この穴をあけるところが逆にデメリットになっており、例えば以下のような部屋では穴をあけることができないためFF暖房機は設置できません。

・外につながる壁面がほぼ全面窓ガラスになっている部屋

・古民家などにある特殊な構造の部屋(縁側と直結、ふすまに囲まれた部屋など)

そこで活躍できるのが温水暖房です!
温水が流れる屋内ダクトはのばすことができるため、例えば隣の部屋や廊下などに貫通穴をあけて伸ばすことが可能です。

安心だけじゃなく設置場所も柔軟に対応できのは温水暖房の隠れたメリットです!

設置の向きを変えることができる

FF式暖房機は壁すれすれに設置しなければいけないため、基本的に設置した後の「向き」は変えることができません。
しかし温水暖房であればダクトの長さ次第ですが自由に向きを変えることができます!

これの何がいいかというと、部屋のリフォーム時に暖房位置の縛りを減らせるのです!

暖房と言えど長ければ10年同じ機種を使い続けるため、その間にライフスタイルの変化で部屋のリフォームをしたくなる時があるでしょう。
しかしFF式暖房機のように置き位置が固定されると暖房機に配慮した家具選びや置き場所検討が必要になります。

しかし温水暖房は自由に向きを変えることができ、またダクトの長さによっては置き位置も移動することが可能になるため、欲しい家具に合わせた暖房の位置取りをすることが可能になります。

カーペット感覚で床暖房が導入可能

誰もが憧れる床暖房ですが、本格的なものは床を外してヒーターを埋め込む必要があり多額の工事費とメンテナンス費用が必要となります。

今回の温水暖房についてはカーペットのような「置き型」の床暖房シートが販売されており、このシートと接続することでカンタンに床暖房を実現できます!
もちろん床を外すような作業が必要ないため工事費も抑えることができるためすぐ使い始めることができます!

【ポイント③】温水暖房のここに気を付けよう

他の暖房に比べて燃費が悪い場合がある

温水暖房はFF式暖房とは違い、いったん室外機(ボイラー)で水を沸かして室内に送る必要があります。
そのため、特に1台で使用すると灯油の燃費については他の暖房機に比べて悪い一面があります。

以下はコロナ暖房機のメジャー商品における、1時間あたりの灯油使用量です。

商品名 暖房能力(木造) 灯油使用量(L/h)
FF式輻射熱暖房:アグレシオ
FF-AG6824
~18畳 0.757~0.22
FF式輻射熱暖房:スペースネオミニ
FF-SG4224
~11畳 0.475~0.22
FF式温風暖房機:FF-WG40SJ ~11畳 0.446~0.167
石油ファンヒーター:ST4624BY ~12畳 0.449~0.070
温水ルームヒーター1台&ボイラー
CRH-400ES×1
CRB-650ES2
~11畳 × 1部屋 0.754~0.423
温水ルームヒーター3台&大型ボイラー
CRH-400ES×3
CRB-870ES2
~11畳 × 3部屋 0.991~0.428(3部屋合計)
0.331~0.143(1部屋あたり換算)

温水暖房は1つのボイラーに複数台(コロナ製は4台まで)まかなうことができるため、複数設置すると単純計算で1台当たりの使用量を減らせることができます。
逆を言えば、1台だけの場合でも基本的に灯油使用量は変わらないため他のFF暖房機に比べて多く灯油を消費してしまう傾向にあります。そのため温水暖房の導入を検討し、なおかつ灯油の消費も抑えたい場合は2部屋以上の設置も検討しましょう。

定期的な循環液補充が必要

温水暖房の「温水」となる循環液も少しずつ蒸発するため定期的に補充が必要となります。
作業自体は専用の液を入れるだけでドライバーいらずのカンタン作業ですが、意外と補充していないユーザーは少なくありません。

補充せず放置すると燃費が悪くなったり、最悪液の循環ができなくなり修理が必要になるケースも。

そうならないようにも、使用シーズン前と、シーズン中1~2か月おきに確認しましょう!
また設置後5年をめどに当社含め業者によるフルメンテナンスすることで長くご愛用頂けます。

なお専用の液はホームセンターで販売されてるほか、当社でも提供可能です。

【まとめ】

今回は温水暖房の秘めたメリットについて紹介いたしました。
実はHP立ち上げ時に設置事例として頂いた設置写真の中に今回紹介した「FF暖房機は無理だけど温水暖房ならいける」といった案件が実際にあり、安全な暖房機として以外のニーズがあるのを知ったのが今回の記事のきっかけとなっています。

また検討するうえで失敗した買い物にならぬよう気を付けてほしい点についても紹介いたしました。
最近の原油情勢が不安定であり、灯油の値段も一昔前から比べて高いままですので灯油代を気にするのであれば2部屋以上の設置で効率よく運用することをおすすめします。

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